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2022.11.15

歯茎の腫れ・出血ありませんか?

歯茎の腫れ・出血があっても、特に痛みがないから…といって放置してしまっている方はいませんか?

実は、歯茎の腫れ・出血というのは、歯周病のサインでもあります。歯周病とは、歯茎の病気です。歯肉に起きた炎症が、少しずつ進行して歯茎の奥へと進んでいきます。重度の歯周病になってしまうと、歯を支える骨をも溶かして、歯をグラグラにしてしまいます。ひどくなると、歯の脱落も招きます。さらに、歯周病は口腔内に留まらず、全身の健康にも深く関係していることがわかってきています。例えば、糖尿病・動脈硬化・低胎児出産などもその一例です。また、誤飲性肺炎になるリスクも高まります。歯周病には、痛みなどの症状がないことがほとんどで、自覚症状がないまま静かに進行していくことが多いのです。そのため、症状に気付いて歯医者を受診する頃には、重度の歯周病に進行しているケースも少なくありません。ですから、痛みがなくても、歯茎の腫れや出血があるならば、早めの受診をおすすめします。
また、歯周病を予防するうえで大切なことは、原因となる歯垢・歯石を落とすことです。お口の中にはおよそ400~700種類の細菌が住んでおり、これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でない、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。この歯垢1mgの中には約10億個の細菌が住みついていると言われ、虫歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が多く存在していると言われています。

歯周病菌を減らすために自宅で行える、自分で行うケアには、

・歯ブラシ

・フロス

・歯間ブラシ

・殺菌効果のあるうがい薬などを使ったケアがあります。

毎日の歯磨きはもちろんですが、歯と歯の間などハブラシが届きにくい部分はフロスまたは歯間ブラシで、しっかり歯垢を取り除いてしっかり対策しましょう。

そして、ご自宅でのセルフケアはもちろんですが歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることで、さらに歯ぐきの腫れ、歯周病を予防する効果が期待できます。プラークをすっきりと落とし、トラブルからお口の健康を守るためには歯科医院での定期検診や予防治療が欠かせません。しっかりと歯磨きを行い、定期検診を受診することで健康なお口の中を維持するよう心がけましょう。